木下さんのブログ「膵臓がんサバイバーへの挑戦」から勝手に転載させていただきます

以下、私がいつも拝読している木下さんのブログhttp://pancreatic.cocolog-nifty.com/oncle/から。


【被災地のがん患者さんへ】
被災地の方に、こころよりお見舞い申し上げます。

J-CAN 地震被災者のための医療情報ブログhttp://j-can.blogspot.com/

がんのチームオンコロジー、上野直人先生のブログhttp://teamoncology.blog39.fc2.com/blog-entry-177.htmlより転載させていただきます。

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がんに関わる医療従事者、がん患者、がん患者の家族として自然災害の時になにが出来るか。
もちろん自然災害における救急医療が最優先であるが。時間がたつにつれて被災地の限られた状況で、がん医療をどのように維持できるかが大きな問題となる。

つまり過酷の状況の中でもがん専門医療として出来る事がたくさんあります。

【患者と家族向け】
1. 化学療法を受けている人は被災地における救助あるいは後片づけ作業をしないようにまたさせないように。抗がん剤により免疫がおち感染しやすいです。 カトリーナハリケーンの最大問題でした。

2. 抗がん剤で食欲が無ければ、まず食べる事よりも水分補給して下さい。がん患者は脱水しやすいので、健常者よりも十分に水分補給を。スポーツ飲料が一番。 スポーツ飲料が無ければ多少砂糖と塩を水に加えて下さい、吸収がよくなります。

3. 内服薬の抗がん剤を飲んでいる被災地の方へ。がん専門医療従事者が身近(みぢか)に無ければ飲むのを控えた方が良いかもしれません。特に抗生物質との組み合わせには気をつけて下さい。

4. 最近、静脈からの抗がん剤を受けた人は速やかに被災地から出て下さい。免疫抑制がかかっているので、被災地地域にいることをすすめません。

5..抗がん剤を他の施設でスムーズに受け入れには、薬と容量を知っているのが大切。さらにはカルテがあると最高。抗がん剤は他の薬と違い厳しい管理下にあるので人ずての情報では医師は投与しにくい。

6. チームオンコロジー掲示板では、被災地のがん相談を受け付けています。こちらまでhttp://www.teamoncology.com/index.php4

【医療従事者向け】
1. 被災地の抗がん剤受けているがん患者の受け入れている病院は名乗り出て下さい。このサイトでポストさせて頂きます。

2. 非被災地で被災地のがん患者を受けいれている病院は名乗りあげて下さい。このサイトでポストさせて頂きます。

3. Twitterで医療情報を流す時は、 #311care のハッシュタグをつけるようにしてください。

4. 本来Twitterあるいはネットでの医療相談は禁止ですが、例外として助けて下さい。Twitterでの質問はこちらhttp://twitter.com/teamoncology#