ジャンベを叩く、しゃべる、認知を変えるの三点セットよ


このところひっかかっていたいたある事が、やっと整理されて私の中でストンと落ちたのは、今日テレビを見ていた時だった。やったよ、やっと楽になったぞ。


夫が何気なく見ていたテレビで、認知行動療法が話題になっていた。腰痛で歩けないほどだった女性が認知行動療法で痛みの感じ方が軽減され(そういうことだよね、いや、それとも実際に痛みを感じる物質が減ったのかな)たという話。面白かったのは、女性に心理学の本を読ませ、気に入った箇所を抜書きしてもらうところからまずスタートしたこと。アイディアって色々あるのね。すると、彼女はハードルを高く設定する人は、達成できない時、落胆も大きい、とか書いてある箇所を抜書きしていたことにドクターは注目。スタッフ会議では、彼女が子どもの頃からテストで97点とってもそのことを喜ぶよりは、取れなかった3点に注目して口惜しがる子だったという話も出たそうだ。それで、ひどい腰痛で歩けないのも、一発で立ち上がることを目標にしていたのだが、出来ないために落胆。大きなストレスになっていたようだ。やる気も出なくなるよね。それで、ドクターは彼女にハードルを低く設定させるようにした。いきなり歩けるようになることではなく、まずは立ち上がることを目標に。リハビリカレンダーなるものを作って、毎日チェック。達成出来そうな小さな目標を立て、達成感を味わってもらうことにしたところ、今では杖をついて歩けるようになったという話が紹介されていた。痛みにばかり意識を集中するのではなく、他の出来ることに注目したってことだと思う。詳しく覚えていないが、そのような話だったと思う。


人には各々考え方のクセがあり(認知のゆがみと言うより、この表現の方が誤解が生じにくいですよね)、クセであるからそれは直せる、ストレスが大きいのは一言でいえばその人の物事の受け止め方がネガティブだからだという。


認知療法認知行動療法については、前にほんのちょっとは勉強したけど、さすがテレビはポイントを面白く演出しているので、わかりやすいかも。もちろん、鵜呑みは危いが。メディアリテラシーしないと。これがいつまでも上手く出来ないけどね。


で、テレビを観る前に悶々と考えていたことが、吹っ切れたのだった。あ、そういうことねと。情けないほど単純な自分。ストレスたまるわい、と太鼓叩いて、同じ様な状況にある友人としゃべって「そうそう!そうなのよ、私も同じ」と吐き出すのはけっこうなことだけど、結局根本的な解決にはならないのは、わかっていた。あ、でも友人と話していて、「私たち、結局心の底では良い嫁と思われたいんだよね、」と確認したら、とてもすっきりしたのは、これが本音だからだったろう。見栄だ。で、義母が「しなくてもいいのよ」と言うことは、しないことにした。認知のゆがみを修正して。なんで?と色々推測して心を煩わせるのではなく、「ラッキー!(爆)、やった〜」と思えばいいのだ、ふっふっふ。

叩く、喋る、考え方を修正する、行動を変える、気分が楽になるーと、いつもいつもこう上手く行くとは限らないけれど、今日は非常にタイミングよかったみたい。


数年前に買ったもののちゃんと読んでいなかったのだが、『セロトニン欠乏脳  キレる脳・鬱の脳をきたえ直す』という、セロトニン神経を鍛えることを提唱している本を夜読んでいた。著者によるとリズム運動が効果的なのだって。なんとさらに水泳やジョギング、ウォーキングなどの他に、「ちょっと変わったところでは太鼓を叩くのも一つの方法」とあった。やはり太鼓ですよ、太鼓。そしてリズムよ。ただし鍛えるという目的なら、セロトニン神経の性質上、20分から30分にとどめるのが効果的で、疲れるまですると逆効果とのこと。