サキオクリーゼ


先日の血液検査の結果異常があれば、今夜ドクターから連絡があることになっていたので、テレビを見ながらも時計を気にしていた。10時を過ぎてもなかったので、異常がなかったのか、あるいは、ドクターから私ではなく、夫に連絡が行ったのだろうか。夫の携帯に何度も電話しているのだけど、連絡が取れないのが、なんとなく気になる。飲み会なら上機嫌で電話に出るだろうし、1時間以上に渡って何度も電話しているのに出ないのだから、地下鉄に乗っていて出られないというのでもないはず。夫も今回は特に血液検査の結果が気になっているはずだから、普通に考えたら「どうだった?」と連絡が来るくらいなのだけど。


リンパ節に新たな転移ー右から飛んでいった同じタイプの癌―が見つかったのだから、腫瘍マーカーに変化がありそうなものなのにドクターから電話がないって、結局どういうことかしら。


今日のお勉強   自分のことを、どう言葉で表現するかは大事です


なるほどねえ、表現の仕方は大事なのだ。例えば、がん患者が自分のことを「私の余命は後どれくらいだから」などと表現すると、良いアイディアが浮かばないのだそうだ。これを聞いて、私は「確かに〜」と思わず笑ってしまった。大体、自分のことを一言で「私は〜です」と表現すると、良いアイディアが浮かばないんだって。それから興味深かったのは、あきらめると受け入れるは、違うという話。あきらめるは、どこかでまだ抵抗を感じている。問題を抱えたまま。受け入れる、という境地は言葉で言うと簡単だが、実際は難しい。本当に受け入れることが出来ると、自然に問題が「なくなる」のだって。ただ、「一時的にあきらめる」と、多くの人は落ち着く、というデータがあるそうだ。だがさらに長期的に見ていくと、結局は問題の先送りとなり、後からもっと増えたり^^;大きくなって戻ってくるのだとか。先送りしていた問題が一つなら戻って来てもなんとかなるが、数が増えていくと困るかも、と(ああ、今の私だ)。一時的にあきらめ、そのことで一旦落ち着き、その間に考えると良い、という助言を受けた。つまり、動揺していては、出るはずの良い考えも出ないということですわね。