落ち着く


手術日が決ったのでやっと落ち着く。今回は夫が仕事を休めないので、入院日は息子に送ってもらい、手術の立会いは子どもたちの中で来れる子。順番をその日のラストにしてもらったので、夫も終る頃には間に合うと思う。術後すぐは、今まで通りタモキシフェンで行くそうな。それでもうちょっと辛抱?して、リュ―プリンの注射を次回やめて見て、それで女性ホルモンの数値が上昇しなければ名実共に完璧閉経〜!ということらしく、そうなれば、アロマターゼ阻害薬の使用が可能となり、これがよく効く薬なのだそうだ。ドクターの語り口は、私を、本当にすごくよく効くような気にさせてくれる。安心させてくれる。こういうところが、腕だけじゃなく、この人のすごいところだと思う。良い意味でペテン師とこっそりお呼びしています。老化防止のためのホルモン「補充」療法とは、正反対の道を歩む?自分。おばあさん化する速度に拍車がかかるのか。


・おととい主治医に、なぜ左の脇にピョ―ンとがんが飛んで来たのかを、説明していただいた。私の乳がんは、ホルモン感受性が高いタイプのがんなのだが、それって、別に体内のすべてのがんがそうだというわけじゃなく、がん細胞全体の中でパーセンテージが高いだけだから、中にはホルモン療法が効かないタイプのがんも居て、それがたまたま飛んで行ったのであろう、と。ホルモン療法が効いている場合、そういうことがあるんだって。納得。


・昨日午後は、親の会に後半から顔を出した。一人のおかあさんのお話を聞いて、彼女の、学校から子どもへの理解と支援を得るための賢明な働きと姿勢に感銘を受ける。お話から、学校の先生たちが理解しやすいような形で情報を彼等に提供し、結果的にはそれが子どもの利益につながって来ていることが、窺い知れた。自分も同じ母親だから自画自賛みたくなっちゃうけど、母親でなければここまで出来ないことだ、と思いました。逆に言えば、本気で立ち向かうと親にもここまで出来るのだ、と。きっとけっこうなエネルギーが要ったと思う。お疲れさまでした。よくがんばったね!同時に、このような形で他団体のおかあさんが時折参加してレポートしてくれるというのは、とても新鮮だったので、またやりたいなと思った。例えば、こなのどうだろう。うちの会はあまり発達障害のことに詳しくないので、アスペルガ―や、学習障害ADHDなどの子どもを持つおかあさんに来てもらって、イロハについて教えてもらう。個人的な子育ての手記みたいな話というより、情報として、「アスペルガ―とは何か」というようなことを語ってもらったらいいなあと、個人的な段階だけど考え始めている。

・来週までに、問いを細かく砕いてリストを作るの忘れてたわ。漠然と「がんになってしまってどうしよう(今更ですが 爆)」なら、それを「私が死んだら、夫や子どもたちは、困るだろうな」とか、「仏壇の置き場所がないのが問題だ」とか冗談みたいな問いを混ぜて楽しもうかな・・・。





今日の夕方は久々にスタジオ練習だった。ボーカルちゃんがお休みだったので、3人で。相も変わらず「カブトムシ」、「砂漠の花」、そして「時代」。数年来出来ないでいた、カブトムシの伴奏の中の難しいリズムが、なんとか出来るようになった・・・かもしれない。

時代はコードを押さえるだけなので簡単、そして他の二曲は暗譜(そしていつしか間違って覚え・・・)していたせいか、とても楽しかった。本当に久しぶりだったしね。全く弾けないとあせりの時間だけど、それなりに弾けると、至福の時間となる。



・あいまい(曖昧)と、あわい(間)は、私の乳がん共存対策キーワード  これか、あれか、ではなく。これでもなく、あれでもなく。これでもあり、あれでもあり。