音域

ボーカルレッスンに行く。これだけが、最近の心の慰め。大きな声に乗せて、怒りやら悲しみやら、ストレスやらいろいろ発散。

いつものように前半15分は発声練習。ちなみに聞いてみた、今日は音階はどこからどこまで含まれていたのですか。低いソから高いファだって。そして、トップ・オブ・ザ・ワールドやイエスタデイ・ワンス・モアで、低いファやミも出していたので、低い方はミまで出ていますよ、と言われた。高いファも最近は安定して出ていると言われ、内心舞い上がる。

とても興味深いことも言っていた。低い方が出せるようになると、高い音も出せるようになるのだ、と。高い音を出したいなら、低い音の練習をせよ、ということなんだって。高い音を出す練習だけをするのではなく、低い音の練習とセットということね。元々高音が苦手なので、「まさか、高いファまで出るようになるとは思いませんでした」と言うと、「まだまだ出ますよ。楽しみです」と言われた。色々疲れる日々が続くなか、この一言は嬉しかった。パッと光が射した感じ。

BEATは、なぜかマイクが行方不明だとかで、マイクなしで練習。 小さい「ッ」と、「い」の発音がポイント。「持って〜」は、「も」の後ろに「お」という母音を入れる感じにすると、リズムがずれない。「い」も私が歌うと、「泣いて〜」と歌うときなど、「い」の長さが短すぎて、リズムが狂ってるんだって。自分じゃわかんないところが、リズム音痴の所以。リズムを乱さないためには「い」の前の音を、しっかりと発音することで、「い」も自然にやわらかく聞こえ、しかもリズムが狂わない。

音源を聞いた感じと、楽譜とどうも合わない箇所がいくつかあって、それを言うと、楽譜って、やはり実際に歌手が歌っているのと違ったりする、細かいところが、微妙に違うんだそうだ。先生も私も二人とも耳で聞いてここは楽譜と違うでしょ、と思うところは、耳を信じることにした。


また、一週間がんばろう。


関係ないけど、人間が生きて行くのに一番大事なものは、結局は勇気、と思う今日このごろ。