今日も元気よ


昨日は寝たのが午前1時といつもより遅かったので、疲れてよく眠れた。 すでに遠隔転移がある乳がんとわかってから、1年10月、温存療法の手術をしてから、1年8ヶ月がたった。この間ホルモン療法のみ。重いものを持てなくなったというハンデ以外、どこから見ても全く元気。眠れて食べれて頭痛など不定愁訴もないという幸せな状態でやって来た。このことは、ドクターにも家族にも感謝している。彼らのサポートなしでは、不安の海に漂流しているばかりだっただろう。


この元気な状態を何も、今この時点で抗がん剤を始めて、わざわざ自分から副作用で具合を悪くすることもないのでは。半年後でもいいのでは。など、夫相手に、あるいは一人でブレーンストーミングしてみている。副作用を軽くするために、薬が増えていくというのも、いやだなあ。骨だって、手術前は平均の95パーセントはあったのに、ホルモン療法の副作用で今85くらい。このため、骨強化の薬を飲むことになるのだ。それって、注意しないと胃や食道をやられるらしいし。抗癌剤の副作用を押さえるにも、吐き気止めなど、また薬。小倉さんは抗がん剤を使い続け、しかも今や全身に転移しているが、すばらしいことに、寛解状態になっているという。私は、もっと先まで抗がん剤を使わず、全身に転移しても元気です、って感じになれたらいいんだけどね。


直感では、どうもTS-1を今しないで、このまま様子見で行くのがいい、と思える。睡眠、食事、運動、楽しく過ごす、この4つがキープできるなら。がんを飼いながら、元気でどこまで行けるか、だ。


ふと思い立って、放射線科でお世話になったドクターの意見を一応聞いてみることにした。どうせ人間いつかは死ぬんだからと言いながら、同時に、「あんたへたすりゃ20年生きられる」と言った人だ。でも、先生、別のタイプのがんも、私の体に住んでたのよ。今なら、20年って言わないでしょ、どうせ人間いつかは、しか言わないのではないかな。とにかく来週予約ができてよかった。ドクターに会いたいし。


鍵屋さんがやって来たが、ノブは直らなかった。むう・・・。サイズの合うノブを捜してもらうことにしてお帰りいただく。私はネットで、進行再発乳がんの治療について、にわか勉強。

その前に、小倉さんの姿勢には本当に学ぶことが多いと思う。天風さん?が言われた「積極に生きる」、いいなあ。せきごくと読むそうだ。詳しく書いている時間がなくてすみません。

ネットで得た情報。がん情報センターのです。


極少量の抗がん剤投与により、投与なしよりも、免疫力が発揮されるという考え方があるらしい。乳がんには触れていないけど、クロノセラピーも興味深い。体内時計を利用した、抗がん剤の投与の仕方。


進行再発乳がんの基本となる治療方針は、ホルトバギーのアルゴリズム。 プリントアウトした。最新でもそうなのだろう
かね。


MDアンダーソンセンターで、ラーフヨガと取り入れたという記事も面しろい。その中に、面白いことや、幸福感を表現することががん患者にとって、痛みを和らげるなど良い効果をもたらすらしい。ヨガの中で、痛いところを見つけたら、それについて何か面白いことを言う、というのもあった。


重要な一言。これも印刷した。症状がないのに、抗がん剤治療をする意味があるのか、というもの。それから、逆に、全身状態が良いうちに、体力があるうちに抗がん剤でやっつけるという考え方もある。


さて、やはり、少量のTS-1を使ってみますかね・・・という風に傾いてきた。

一言でいえば、TS-1しかないのかい?と、それを使うメリットとデメリット、使わないメリットとデメリットは何か。これを天秤にかけて、一般的な意味で結論を出し、さらに、わが家の場合、私の場合、どうなの?ということも考えないと。今、うちの状況はこうなんです、この状況で、果たして、効果が期待できるか、体力を維持できるか、家族全体のQOLをどう考えるか。