待合室で涙した


私の20年来の内科の主治医が、治療に専念することになった。待合室でお手紙を読む。こちらに転勤して来た翌年、咳が止まらず何軒も病院を変えて、最期に誰かの紹介で行った病院にいらしたのが、私より少し年上の○先生だった。そこで軽い喘息と言われて、子育ての大変な時期は季節の変わり目にはいつも、○先生に診察を受けていた。子育てがラクになると共に、せき喘息も秋だけになり、しかし2000年からは高血圧の薬を飲むようになったので、以来月1で彼女のところに。2年前、私の乳がんが発見された時、しかも転移とわかった時は、その足で○先生に会いに行った。そこで、彼女も私と同じ病のかなり先輩と知ったのだった。転移していても、大丈夫よ、と言われてどんなに力が涌いたことだろう。そっか、転移していても、こんなに働くこともできるんだ、じゃ、私も大丈夫かも、と。転移がわかったその日、なんとか自分を保てたのも、○先生のおかげだ。これからは月1でお会いすることが出来ないので、とても残念だけれど、でも、仕事を離れて、治療に専念することが今は大事なのだし、とにかく療養して欲しい。私のブログのこと、覚えているかしら?もしこれを読まれていたら、伝えたい。私は何もできないけれど、先生のために祈りますよ。今毎晩サイモントンのイメージ療法を自己流でやっていますが、きっとよくなると期待することの大事さを改めて感じています。もしまだ読んでいなかったら、サイモントンと、アンドルー・ワイルの本は一読に値する本だと思いますので、よかったらご覧ください。