明けましておめでとうございます


本年もどうぞよろしくお願い致します。


2010年我が家は、幸運にも穏やかなお正月を迎えています。2009年の前半は、乳がんの再発・転移を初めとし、実に様々な出来事が起きて、私にとって、54年間の人生で最もチャレンジを受けた日々でした。また、にもかかわらず後半は、本当に充実した楽しい日々を送ることができました。前半も後半も、いつも周囲の皆さんに恵まれ、支えられていることを実感し、私は本当に幸福者だなあと感謝の気持で一杯です。また、チャレンジを乗り切ったことで、私も家族も、やや以前より強靭?になったように思います。いやあ、鉄は熱いうちに打てと言いますが、とうに冷え切った鉄でも、神は打つのだわ、と思いました。一つ問題を解いたら、次また難問が・・・。人生ってこれの繰り返しかいな。

ところで、後半の幸福な日々の土台となったのが、やはり抗がん剤TS-1の隔日療法だったと思います。この服用の仕方のおかげで、大きな副作用は全くなく、そのためQOLをほとんど下げずに暮らすことができました。具合が悪くないので、全く闘病という言葉が似合わなくて、私も家族も、私ががん患者だということを、忘れていることが多いのです(爆)。


来年のお正月も元気で過ごせるにはどうしたらよいかしらと夫に尋ねたら、「好きなことをすること」と一言。ほほほ、これで大手を振って、遊べます。


とりあえず、このお正月は食べている。今朝の体重56キロ。えーん。


・夜 テレビでマイ・フェア・レディを観る。  30年ほど前に大学内の映画館で1ドルで観たことを思い出す。あの時は、イギリス英語だからなおのこと聴き取れなくて、歌も♪スペインインレーインとうフレーズくらいしか聴き取れなかったが、今回は字幕を見ながらなら(笑)、歌と会話を当時に比べれば随分とキャッチできたのが嬉しいな。  イライザとヒギンズ教授の悪態のつき合いが聞いていてスカッとして、小気味良い。でも、「スリッパを取ってくれ」、という科白でエンドとはねえ。ヒギンズの告白とかあればいいのにな。余韻でご想像をということ?バーナード・ショウの原作でもそういう終わりなのだろうか、読んだことないけど。