異状なしでした♪


といっても、血液検査の結果は22日(月)夜7時〜20時の間に異状があれば、ドクターから直接家または携帯に電話が来る。だけど、まあ私のがん細胞ったら、いつも血液検査では異状をあらわさない狡猾な?やつなので、電話は来ないだろうけれど。


前々回の時には、レントゲンで異状が出たらCTを撮るからねと言われていたので、前回も異状なかったし、全く予想してなかったのだが、今日検診に行くと、「今日はまず肺と肝臓のCT検査しますから〜」と不意打ちを食らう。聞いてましたか?だって。いえいえ、聞いてませんでした。でも聞いてなくても、かまわない。余計な心配しながら2ヶ月過ごさなくてよかったから、これはこれでいいのだと思った。全く私ときたら、自分に都合のよいように考えるよね。

CTの次はエコー。鎖骨と左脇リンパ節、そして肝臓。はい、大きくお腹を膨らましてえ〜、はいっ、息をしっかり止めてえ、と言われるまま繰り返しているうちに、私はとんでもないことを思い出してしまった。後半笑わないようにするのに、必死だった。大きくお腹を膨らませながら息をしているうちに、イソップ童話を思い出してしまったのだ。イソップ童話ですよね?あの牛蛙かなんかの御父さんが、子どもに、自分のおなかを膨らませる話。なかったっけ?とにかく、それを思い出してしまって、まるで自分がカエルさながらだわなんて思ったりしたら、もう大変。込み上げてくる笑いを抑えるのに苦労した。転移していないか調べるエコーで、笑い出す患者なんて、あんまりいないわよね。

一通り検査が終わり、ドクターに会う。CTの画像を見ながら、肺の影は相変らず薄く映っているけど、大きくなってないし増えていないので、全く大丈夫。それに、傷跡と同じで、もしサイズが小さくなったり消えたりしていても、画像には残るんだよ、と。肝臓は転移なし。問題なしだった。どうですか、と聞かれたので、全く元気。だけど、TS-1の副作用のかもしれないシミなどを考えて、トランサミンを出してもらえませんか、と頼んだ。小倉恒子さんの本でビタミンCの他に、これも効果があるようだとあったので、試してみようと思って。止血剤だが、かんぱんなどの治療にも使われるそうだ。ドクターは、TS-1の患者にこの薬は出したことがないようで、僕は効果の程はわからない。試しに使ってみて、よければ継続、よくなければやめればいいしね、という感じで快諾。主治医は頭が柔軟なのね。あとで、処方箋を見た薬剤師は、ああ、なるいほどねと、すぐわかってくれた。効果あるといいな。とりあえず、2ヶ月。治療と美容効果の一石二鳥を狙う調子いい私。保険が効いてよかった。値段も高くはないようだ。


主治医は、TS-1については、おおいに希望の持てることを言ってくれた。最近になって、トリプルネガティブに、TS-1が有効だということがだんだんわかってきたのだと言う。ま、たいして効かない薬と思ってたけど、そうでもないのかも。良いニュースだ。さらに、私はまだまだ必要ないだろうけど、もっと状態が悪くなった患者さんに、TS-1と、ナベルビン、そしてヒスロンの三種を組み合わせると、効果が大きく出たと、教えてくれた。後の二種については知らないけど、TS-1は標準治療の分量ではない。でも、ほとんどの病院では、標準治療どおり、4週2休でやっているんですよ、だけど、隔日の方がいいのだ、と主治医は言う。標準治療=ベストなわけじゃないのだけど、スタンダードと聞けば、それが一番良いと思うのが、人情ですよね。ほんとは、違うんだけど・・・。私がもし長期生存できたら、これでよかったということになる。主治医が私に希望の持てる話をちゃんとしてくれるのは、本当に嬉しい。


今日は、一つ決めていたことがあった。異状がありませんようにではなく、もし異状を伝えられたら、どう答えるか、気の効いたことを言おうと思っていたのだ。出番はなかったけど〜。

午前から出かけて、帰宅したらもう4時を過ぎていた。疲れたので、今夜の教育フォーラムは、パスしました。どんな話だったのだろう。夫が、異状なしのお祝いに、Mrs.NewYorkのケーキを買って来てくれた。おいしかったです♪今晩、カエルになった夢を見そう(爆)。