こういう記事いいな

こんな一日だったので、朝新聞もゆっくり読んだのだが、読売新聞でこれはと思う記事を見つけた。こういうの、いいんだよね。HPに出てないかな。ちょっと探して来よう。 「日曜の朝に」というコラムで、本日のタイトルは「オタクになろうよ」。私が最近気になっている、気に入っている神田橋條治の本を読んで、オタクになろうと思った斉藤雄介さんという方の文章です。

残念、ウェブ上では掲載されていないみたい。記事の内容は、五月病の新入社員など現れるこの季節、精神の健康法としてオタクがいいと、神田橋さんも云ってます、僕もそうしようと思う、という話。夜も更け時間切れですので、はしょって結論だけ言うと、つまり今は群れの中で自己実現の機会が得にくくなり、「坂の上の雲」みたいな「大きな物語」を見つけにくい。また、うつになりやすい人は、資質として「群れよう」という志向がある。でも、大きな物語が得にくい。「それなら、小さな物語をみつければいい。今の人はみんな何かのオタクだ。ネット、アニメ、ゲーム。ワインにそば打ち。そういう小さな物語が、精神の健康にいいことにうすうす気づいているのだ」と著者は記事の中で言っている。

うすうす、というのがいい。皆、色々なことの解決策を、うすうすわかっているってことあると思うんだよね。まさか依存症になって日常生活に支障をきたしては困るが、そうではなくて、適度なオタクはメンタルヘルスに良いのだ。うつに関して深刻な現状の報告の記事が多い中、こういう誰にでもできそうな、うつや五月病への具体的な知恵を伝える記事は、貴重だと思う。

というわけで、私は果歩さんと條治さんの本のオタクになろうかと思っとります、はい。