今夜の気分はビター・スウィ―ト?いえ、苦笑い

連休は初日は歌の発表会を聴きに行き、実家に行かない代わりにあったかグッズを選んで郵送。翌日は、今度は義母と夫と私で食事をし、最終日は私がどうしても、札幌国際スキー場のゴンドラに乗って紅葉を楽しみたいと夫にねだって実現。

ゴンドラ?ロープウェイ?なんでもいいいや、とにかく11日が運行最終日だったのだ。行きは渋滞だったが、それすらも楽しい私。まあ運転は夫だからね〜。ゴンドラから眺めた山一面の紅葉は、思っていたよりずっと美しく、胸に迫った。来年。も来ようね!と夫に言った。ほんとはね、どこか温泉に行きたかったんですよ。だけど、普段夜勤などがある勤務体制では、つねに寝不足で時差ぼけ状態の夫は、泊りがけで出かける元気がない。一方、先月から今月にかけてのように日勤の時は、勤務の都合上札幌を泊りがけでは離れることができないのだ。これでは社内で移動になるまで、永遠に行けないので、子どもと行こうかしらんと思い始めている。

ということで、連休は楽しく過ごし、そして今日を迎えた。治療が変わるのかなあなんて思っていたら、なんとなく落ち着かなくなったので、ボーカルレッスンの後、本屋で福岡伸一の新書を買って午後読んでいた。がんの話も出ているから買って来たのだ。[がんになるのは、偶然、]とある。それ、賛成だ。そう捉えるのが妥当かどうかなんて科学者じゃないからわからないけど、そう捉えた方が賢明だと思う。

ところで、その新書の書名だが、「〜な男たち」というのだけど、〜の部分が果たしてこれだったか自信がなかったので、店員さんに検索してもらった。「『できそこないの男たち』という本のことですか?」と店員が私に聞く。気の毒に?、彼女プッと笑いそうだった。そうなんですよ、この本『できそこないの男たち』というのです。途中まで読んでいるけど、生物学の話だから難しいけど、すごく面白い。


ドクターからの電話は7時過ぎにかかって来た。血液検査の結果はいつも通り異状なかった。どうせ、私のがん細胞は、おへそが曲がっているのか、いえ、細胞の形が正常とあまりにも違うためか―といってそう悪性でもなさそうなんだけど。よくわからないーどうせいつも検査結果には変化が現れない。だから異状がないからと言って別段嬉しくもないこの頃・・・。もうひとつの大事な検査、完全に閉経したかどうかというアレだが、残念ながら、まだ「基準値に達していない」そうで、未だ閉経には至っていないないことがわかった。ということは、アロマタ―ゼ阻害薬というホルモン剤を、まだ今回も使うことができないのだ。この薬剤の方が効果大ということで、早くこちらに移行したいのだけど、今回もだめでした。

がっかりだけど、とりあえず現状維持なので、楽と言えば楽。リンパの腫れはどうするの?と最も気になっていることを聞いてみた。ちょっと腫れているけど、元々あったものだから、再々発ではないのだそうだ。そうなのですか???TS-1で押さえているけど、ほんのちょっと増えたってことみたい。しかし、まだTS-1で行くという。まだ、行けるとドクターは言うのだ。ま、これはこれで、今のQOLをまた2か月は間違いなく維持できるのだから、楽。色々予定を入れているけど、全部かなえられるのが、嬉しい。

ということで、現状維持。心配要りません。とりあえず、痩せないと。自分で出来ることと言えば、減量、食事、運動ですもんね。どうも緊張感が薄れて来て困っちゃう。