TS-1その後

隔日でTS-1を飲み始めてから、1年3カ月が過ぎた。今晩治療の変更がないことがはっきりしたので、次回の乳腺外科受診は12月の頭だから、1年と5カ月間は飲み続けていく計算。一日100ミリグラムを飲んでいる。副作用は、皮膚のあちこちに薄く斑点が出来ている。出来始めは乾燥もひどく、痒かったが、その後ピドキサールを飲み始めてからはほとんど痒くはない。今はもう保湿はキュレルのクリームだけで大丈夫。惜しむらくは、痒みた出た時すぐに受診してピドキサールを出してもらえばよかった。次回の受診時まで延ばしてしまったために、その間掻いてしまったところが、色素沈着になってしまった。そのほか、やはりシミが出来やすい、日焼けしやすいのも副作用なので、相変わらずビタミンCとトランサミンも服用している。

副作用については、以前はいやだなあと思っていたけれど、副作用がレベル1〜2くらいないと効いていないということを、『高橋豊の がん休眠療法のすべてがわかる 今あるがんを眠らせておく治療』を読んで知ってからは、副作用様々。 受け入れられるようになった。私のは、たぶんレベル1くらいかな。

時々船酔いか車酔い、あるいはつわりのような気分の悪さはある。でもそれは、大抵の場合ヒマにしている時であり、何かをしたり、出掛けていたりすると、まず忘れている程度。副作用で具合が悪くて外出を控えたということは、記憶にないので、たぶん、TS-1を飲み始めてから一度もなかったのだろうと思う。

台所に立っている時に、船酔い状態を感じることもあるが、そういう時は歌っていると、そのうち忘れてしまう。歌の練習を始めて本当に良かったと思うのは、こういう時。無心に練習していると、頭は空っぽ。脳もリフレッシュされるらしいし。


相変わらずかんきつ類のジュースと野菜プラスリンゴジュースは、飲んでいる。塩分はあまり控えていないのに血圧は下がり、今は10年前に初め降圧剤を飲んだ時の半量になった。体重は最近ちょっと、いやもっと、増えてしまったのにねえ。もちろん10年前よりは断然やせたのだけど。一時はその時の倍量を服用していたのだけど、それが元の量に戻り、さらに半分になったのだ。塩分をほとんど控えていないのに、血液検査の結果はいつもナトリウムが足りないと米印が。野菜・果物から摂るカリウムが、ナトリウムを排出するのだろうか。それしか考えられないけど・・・?

がんへの考え方向き合い方としては、どんな時もきっと何か出来ることがある、と思っている。希望があることが自分にとって一番大事なので、希望が持てるような方向をいつも探している。