この度もセーフ！
今日は乳腺外科で二カ月ぶりの検診だった。いつもは月か金に行っていて、すごく混んでいるのだが、今日は待合室のラベンダ―色の椅子がけっこう空いていた。１時に行って、２時半頃終了。いつもは３時間くらいかかるので、随分楽だった。
検査は、胸部レントゲンと、鎖骨周辺と腹部エコー。結果は、肺、異状なし(がん細胞に変化なし。とりあえずおとなしくしていてくれてるようだ。良い子だね)。鎖骨、異状なし。肝臓、異状なし。触診では、左脇のリンパ節の腫れは、ドクターの言葉を借りると「しぼんだ」そうだ。よかった〜。４か月前には、ちょっと腫れているようだと言われて冷やりとしたが、前回は小さくなっていたので、今日も再び大きくなっていなければいいなあと思っていたので、しぼんだのなら、ちょっと嬉しい。
やっぱり私のがんは、腫瘍マーカーの数値に表れないタイプらしい。今までほとんど変化がない、とドクターがいうけど、ほんと、私の場合、数値が変わらないからって、全く安心できないことは、一昨年の再発でわかったし。だから、今日は血液検査はしたけれど腫瘍マーカーは調べていない。私の場合、調べても意味がないものね。だから、写真やエコーで発見されるか、何か自覚症状があったら、その時対応するしかないんだと思う。それほどまでに、がん細胞が異型ってことなのだろうか。まあ、そのあたり不勉強なのですが、まあ、いいかな。今は、元気なのだから。「もし、風邪でもないような咳が出て来たら、すぐ来るように」と言われた。今まで言われたことなかったけどねえ、これからはそういう可能性もある時期に入って来たということなのかなあ。でも、ドクターには確かめなかった。今日がセーフだった、これだけで十分だ。今この時がすべてなのだから、先々の心配をするのはもったいないもの。
薬局で薬を待っている間に、夫に大丈夫だったよと電話。来る時は、まるで「ドナドナ」に出てくる子牛の気分だったが、帰りは嬉しくて、大雪だったけど２０分程歩いて地下鉄まで行ったほど。そして家に戻ってすぐに、嬉しくて今週お茶飲みする友人に、異状なかったよんとメールした。
「次会う時は４月だから、もう暖かくなっているね」とドクター。ほんとだ、なんか嬉しい。だけど、それだけじゃない、再発から丸二年ですよ。再発・転移しても、とにかくこれで一応丸二年は、ピンピンして楽しく暮らしていることになる。
トリプルネガティブは特効薬がまだないし予後が悪い、というイメージが自分の中にもある。けれど、それを忘れてしまうような私の日常のＱＯＬは、やっぱり一昨年の７月以来ＴＳ−１を隔日に飲み続けていることによるんだろうなあ。一日置きなので、副作用が少なくて、体調が悪くならない。皮膚には影響があるが、吐き気や便秘に悩まされるといったことが、全くと言って良いほどない。振り返ると、最初の病院の治療方針とセカンドオピニオンを受けた乳腺外科のドクターの方針を比較した上で、セカンドを選択した時が、人生の分かれ道だったと思う。がんセンターにセカンドを受けに来る人はいても、がんセンターから紹介状を持って他の医療機関へ行く人間はあまりいなかったようだが、がんばってよかった。
もっとも、生存期間については、もしかしたらどちらの医療機関だろうが、余り変わらないのかもしれない。でもまあ、乳がんと診断がでたのが２００７年７月、最初の温存療法の手術が同年９月だから、少なくとも診断から３年半の間、最初の手術時の入院と二度目の左脇リンパ節を取るための入院の時以外は、リンパ浮腫予防のための制限以外は、全く普通の生活を送ってきた。これだけでも、とても満足している。もちろん、まだまだ生きたいけどね。間違いなく、以前よりがんになった今の方が楽しいから。ありがたいことです。
本日出された薬
タスオミン６０日分 ＴＳ−１ ３０日分 ベネット(骨量をふやすため) ９日分 ピドキサール(ＴＳ−１の副作用対策) ３０日分 トランサミン(ＴＳ−１の副作用対策) ６０日分 ビタミンＣは余っているため、今回はパス。お薬代は、計３割自己負担で３７８８０円
診療費 ４８７０円
前回の血液検査の結果
総蛋白 ７．６
アルブミン ４．６
尿素窒素 １２．０
クレアチン ０．４３
総コレステロール １９７
中性脂肪 １６３
Ｎａ １３３
Ｋ ４．２
Ｃｌ ９６
Ｃａ ９．１
ＺＴＴ ８．２
ＡＬＰ １５２
ＡＳＴ ２０
ＡＬＴ １９
ＬＤ ２０９
γ―ＧＴ ２４
総ビリルビン １．５
白血球数 ６．４
赤血球数 ４０９
ヘモグロビン １３．３
ヘマトクリット ３８・３
ＭＣＶ ９３
ＭＣＨ ３２．５
ＭＣＨＣ ３４．７
血小板数 ２０．７
ＮＥＵＴ ６９
ＬＹＭ ２４
ＭＯＮ ４
ＥＯＳ ３
ＢＡＳ ０
あら？腫瘍マーカーは前回も調べなかったのか。結果に全く書いていないところを見ると。
