ペース

長いこと「ありのまま」の意味について、何かこう、ピンと来ないというか、もやもやしていたのだけど、ちょっと見えてきたかな。ありのままでいるためには、自分のペースを守るってことね。で、自分のペースを受け入れつつ、自分と世の中の折り合いをつけて行く。こんなこと完璧に出来る人なんてそういないだろうけど、その方向に向かって一生トレーニングしていくと思えば、ちょっとずつ上手に出来るようになると思うなあ。その上達が楽しく感じられる、そんなやり方で行きたい。

先日、上の子と話した後、このことを考えていたんだよね。会社の後輩たち向けのセミナーで講師を務めるように、上司に言われたのだそうだ。時間はあるのに、手をつけることができないと嘆く。そして、そのことで頭が一杯で、他のことが手につかない、と。まあ、そうだねえ、パパもママも、気が進まないことは、ギリギリにならないと、おしりに火がつかないと着手できないタイプだから、子どもも似たんだろう。似ているけど、親の私たちは年を取ったのでさすがに、あきらめ受け入れているから、楽な気分。どんなに時間があっても、ギリギリにならないと動かないタイプだってわかっていて、自分ってそういうタイプよと開き直っているので、手をつけられないでいるのを、本心から嘆いたりはしない気がする。口では、それっぽく言っていても(笑)。右往左往も、それが自分だからとあきらめていると、ストレスにならないような感じがするし。

ということで、今回もギリギリ練習して、数日前スタジオ練習に臨んだのでありました。昔にくらべたら、なんとかなるじゃない、と自分に甘いお点をつけながら。