『使い方次第で抗がん剤は効く!』到着

予約していたこの本が今日届き、今夜読みました。私にとっては、読み終わってとても希望が持てる内容でした。とりわけ、梅澤先生のところで少量の抗がん剤治療を受けている乳がん患者の方々のデータは、TS−1を隔日で飲み続けている私には、標準治療を提示されたファーストオピニオンではなく、セカンド・オピニオンを選んだ自分の選択が間違っていなかったという思いを強めました。

梅澤先生が書かれているとおり、「がんとの闘いは情報戦」だと思います。これから初めて乳がんの治療を受けるという方には、できるだけ情報を集めてた上で選択を!と願わずにはいられません。

私も治療前に、代替療法なども含め色々読みましたが、確定診断から4年近くたった今でも役立つと思っている本は、この本の他に、『最高の医療を受けるための患者学』(上野直人)、『間違いだらけの抗がん剤治療』(梅澤充) 『高橋豊のがんの休眠療法のすべてがわかる  今あるがんを眠らせておく治療』、そして、ノーマン・カズンズの本です。あら、題名忘れたわ、探してみます。あ、わかりました。『笑いと治癒力』です。


近藤さんの本―題名を覚えていないのですが、抗がん剤は効かない、という本だったかな―も、私は読みませんでしたが、夫が読んで一応抗がん剤治療に関する考え方も、一つではないということを知りました。帯津さんの本も、阿保徹さんの本も何冊か読みました。暮らし方やストレスフリーな考え方など、お金のかからない部分で自分で良いと思ったところは、取り入れてきたつもり。がんは総力戦なので、立場の違う人たちが書いたものも、一通り目を通すと良いと思っています。

なお私が度々チェックしているブログは、梅澤さんのブログと、乳がんではありませんが、すい臓がん患者の木の下さんという方のブログです。本の情報は、よくこちらのブログから手に入れています。

私の場合、確定診断の際、すでにステージ4だったのですが、幸い進行のゆっくりしたがんだったため、診断から手術まで、1ヶ月半という時間が与えられました。この間に、夫と一緒に本を読み漁っていました。再発の時は、トリプルネガティブもお出ましになってしまったのですが、この時も、5月の頭に手術し、抗がん剤TS−1を選択・開始するまで、2か月近く時間を与えられて、この時は本とネットで情報を探しました。


もし乳がんと診断されたなら、本当に急がなくてはならない手術や化学治療なのか、それとも多少の時間があるのかを主治医に確認し、緊急でなければ、ぜひ十分に情報を収集した上で選択して欲しいのです。