エンドキサン第一日目

結局今朝からエンドキサンをトライすることに。ドクターは、50mgを一日置きということで量が少ないので、副作用はほとんどないみたいなことを言っていたけれど、薬剤師によれば、初めの頃は下痢するかもということだったので、ちょっとドキドキ。

これから隔日で朝食後に、TS−1とセットで飲む。今のところ、特にお腹の調子が悪くはない。食欲もいたって旺盛。暑いけれど、体調は悪くない。まあ、まだ一日目だから何も感じないだけかもしれないけど。明日は、義母の通院付き添いの日だが、休みを取った夫が私を気遣って、代わりに付き添ってくれることになった。でも、明日も元気かも。だったら、なんだかすみませんって感じ。

2年前の夏にTS−1を飲み始めた時に比べれば、不安は少ない。

ふと気付けば、先日の発表会の頃は、がんセンターで乳がんプラス肺転移を告知されてから4年、そして4年前の今日あたりに、セカンドオピニオンを受けに、がんセンターから出してもらったデータ一式を抱えて、札幌乳腺外科クリニックへ行ったのだった。新患は予約なしなので、確か3時間待った記憶がある。その間に、夫と近くの近代美術館へ行って時間を潰していたのが、まるで昨日のことのようだ。そして、その日の診察で少し不安が取り除かれ、希望が持て、涙をこぼしたことも。がんの贈り物、キャンサープレゼントとい言葉は、それからしばらくして新聞紙上で、乳がんのフォーラムの記事の中に見つけた。それは、偶然セカンドオピニオンを受けたドクターの語りの中に出て来たのだった。


がんにならない方が良いに決まっている。ただ、やっぱり、がんの贈り物は、本当にあるなと思う。がん患者になってからの4年間、手術など大変なこともあったけど、基本的に毎日楽しいものね。もう治ることはないだろうけど、副作用がほとんどないことに、感謝している。