副作用など

隔日でTS−1を一日100mg飲み始めて、7月の時点で、すでに3年が過ぎた。今もまだ飲んでいる。こちらの副作用は、日に焼けやすいことなどが主な症状。初めの頃は、かゆみもひどくなったことがあり、以来、これらの副作用対策として、トランサミンとピドキサールを処方してもらって飲んでいる。

同様に隔日でエンドキサン少量―あれれ、飲んでる量がどれくらいだったか、覚えてない〜―を朝一回飲んでいる。この副作用らしいのだけど、右手のしびれと、感覚がにぶい感じは、少しずつひどくなってきている。日によっては、指が痛いと感じることもある。それから、副作用のせいかどうか、まだ聞いてみていないけれど、右手の握力が最近少し衰えてきているようだ。出刃包丁やドライヤーなどが以前より重く感じ、だるくなったりする。カラオケのマイクも長時間になると、重く感じるようになってきた。箒で掃いたりすると、とても疲れる。でも幸い、パソコン、携帯での入力は大丈夫。キーボードの練習をすると、ただでさえ16分音符などはヘタなのが、それがもっと動きがにぶい感じ。それから、度々足がつるのも、ドクターに聞いたら、どうもエンドキサンのせいもあるらしい。バスのステップを上った後とか、つってしまって、全くそういう時は、座席についてから、足をもぞもぞ動かしたり、壁に押し付けたりして、なんとか降りる前に治そうと、あの手この手を試みる。

こんな感じですが、北海道にしてはとても暑いこの時期でも食欲は衰えず、胃腸の調子も問題なく、夜も余程ストレスフルなことがなければ、よく眠れているし、体力・気力は十分はあると思います。でも、これから夏の疲れが出てくるだろうから、連日は出掛けないようにし、暑い日は何もせず(爆)、体を休めてこれからの季節の変わり目を、なんとか風邪を引かずにやり過ごしたいと思っています。


9月の検診ではCT検査が待っている。それで治療法が変わるかどうかは、肺の影の増え方次第だろう。あるいは、他の臓器に転移でもあれば、間違いなく。それで、娘たちと「マンマミ―ヤ」を見に行くのを、検査の数日後にしてある。検査の後、治療方針が変わったとしても、すぐ開始というわけじゃないだろうから。

もうすぐ、術後満5年。乳がんが初期で見つかった人なら、治療が終了し、治った、と言われる時期だ。喜べる時期。実際、時々行く歯医者さんも、毎月また行っている降圧剤を処方してもらうドクターも、私が転移・再発しっぱなし、2009年春以来ずっと再発中、ということがたぶんピンと来ないからだろう、私のことを、再発していないと思っているようだ。睡眠導入剤を出してもらおうとした時、なるべく飲まない方がよい、再発もしてないんだし、と。あはは、いや、再発中ですって、と思ったけど、言わなかった。初期の人と違って、これからが本番?なんだよね。この5年間は楽をして来たけど、これからは大変かもしれない。


今後に備え、「すい臓がんサバイバーへの挑戦」というブログで紹介されているシュレ―ベルの『がんに効く生活』を読んでみた。自分で出来る代替療法の話や、抗がん剤を否定していないところ、などなど、バランスの取れた、理にかなった一冊だと思う。

ブログでも紹介されている、その中にでてくる無敵のカクテルというのを、一部真似して飲み始めた。詳しくは、「すい臓がんサバイバーへの挑戦」をご覧ください。イソフラボンと、ウコンと緑茶、それに黒コショウの組み合わせ。私はそれに、バナナをつぶして入れて飲む。

相変わらず、かんきつ類のジュースと、野菜ジュースも、時々さぼりながら飲んでいます。自分に出来ることをしていると、気休めにもなる。気休めは、大事だ。



徐々に2キロ近く増えていた体重は、6,7月にダイエットし、なんとか5年前の術後の体重54.6に近づけた。今朝は、54.8。これ以上太らないようにしたい。欲を言えば、あと1キロくらい痩せた方が、BMI的にはベターなんだわ・・・。

治療にもなればと思う部分もあって習い始めた歌も二年以上がたち、9月からはボーカルから声楽に変更した。偶然先生が移動してしまい、後任の適当な先生を見つけられず、思いがけなくも声楽のレッスンを受けることになった。想像していたのと違い、声楽の方が―所詮カルチャーレベルだからでしょうがー声量が要らず、体の負担が少ないようだ。もし、正しく、力まず、自然に、力を抜いて歌えるようになれば、の話ですが。

ストレス解消と、治療にもなればと思って初めた歌だけれど、今はいつまでも練習したい、そのために元気で生きていたい、と思う。この気持ちが、がんの進行を遅らせることに好影響を与えるといいんですけどね。