予想通りのことと、予想外のこと


今回はちょっと残念な結果でした(予想してたから、たいしたことないけど、私に近い方は読まない選択もありですよ)。また二か月程かけて、次の治療方針を決定し、治療を選択しなくてはならない。

もう3月か5月の時点で、そのうち強い治療をするだろうと言われていました。7月に自分が参加したいイベントが二つあったことから、7月のCTを、9月に延期してもらいました。どちらでも良いと言われたので。おかげで、7月を楽しく過ごすことができました。もし7月に今回の結果を言われていたら、楽しく参加することは難しかった。そこまでの余裕は、やっぱりないから。

21日(金)に受診。結果が予想できていたので、義母宅へ御彼岸の御参りに行くのは、すでに先週済ませた。たぶん彼岸の入り前だったので、「おじいちゃん、まだ帰って来てないよ」と言っていたけど、まあまあ気にしないで、と。受診の翌日に行くのはきつかっただろう。近々お坊さんが遠方から来られるが、それはパスさせてもらう。マンマ・ミ―アも、万が一を考えて、早々行くことに決まっている。娘たちと行くので、とても楽しみ。ワクワクする予定があってよかった。


検診内容と結果 

胸部MRI。肺の影は特に話題にならなかったけど、増えていたのかな。たぶん少し増えていたのだろう。

鎖骨周辺と左脇のエコー検査。検査の時点で、もうわかっちゃった。いつもは言われないのに、検査技師さんが、「息を止めて」と3度も言い、念入りに見ていたから。いつもは、息を止めるのは肝臓を見る時だけだった。

診察と診断

エコーの結果と触診から、ドクターが私に話したことは、大体以下のようなことでした。

左脇のリンパの腫れが(たぶん、鎖骨近くへ向かって)大きくなってきている。もう、経口薬では、ない(原発は、ホルモン感受性陽性で、顔つきがおとなしかった。しかし再発して現れたのは、予後が悪いとされている、特効薬もないトリプルネガティブだったので)。注射になります。強い治療をすべきと思う。両手を上下しながら、がんと薬が微妙に攻防していることを示した。あなたは、抗がん剤がお嫌いなので、「髪が抜けるのはイヤ」とか、幾つか条件を出してください。そうしたら、それに合う抗がん剤を提示するので、その中から選んでください。

私は両脇のリンパ節を一部取っているので、いよいよ足から点滴か、これはそのこと自体疲れるなと思っていたら、ここで予想外のことを言われた。「ポートを胸か太ももに、埋めて点滴します。足のヒト(笑)や血管の細い人には、最初からポートを勧めています、と。安全だし、楽です。ポート?予備知識が十分なくて、それは、抗がん剤の点滴で血管がボロボロになった人がするものだと、勝手に想像していた。一泊二日で他の病院で埋めてもらうのだそうだ。完全に病人っぽい・・・。ここで、凹んだ。

そうだ、順序が後先になるが、診察の際、開口一番「どこか痛いところはありませんか」と聞かれたのだった。痛いところは、ない。まだ。でも、手が相変わらずしびれていて、指先の力が入らなくなって来ていて、足の爪を切る時など、難儀している、と言った。また、実は嗅覚がどうも衰えてきている、と。元来私は、嗅覚が敏感だったんだけど・・・。すると、驚いたことに、脳かも知れない、と。脳転移。これも、想定外の言葉だった。6月に脳ドックを受けた時は、異状なかったことを伝えた。3カ月でも出てくることもある、と言いながら、強く握ってごらんと言われて、ドクターの手を強く握る。なんとか、まだこれでは大丈夫そうだ。でも、異変があれば、脳ドックを受けるようにと言われた。脳転移って、衝撃的・・。ただ、TS−1を3年以上も飲んでいることから、副作用の可能性も十分あるらしい。帰りに内科に寄って、この話をしたら消化器が専門の先生なので、TS−1にも詳しく、やはり細胞に影響あるので、感覚器官にも影響があるらしい。感覚?すると、味覚障害なんかも起きるの?

ドクターは、今すぐに抗がん剤を変えるのではなく、もう二か月はTS−1とエンドキサンを続けたいが、(嗅覚のことがあるので、)辛いですか?と尋ねた。いえいえ、不都合だけど、耐えられないほどじゃありません。

今後、どのような生活をしたら良いのか?と尋ねると、やはり「疲れ過ぎないこと」と。

それで、いよいよ日々の活動や生活を見直さなくてはなりません。少し減らそうと思う。

長くなったので、とりあえずまた後で書きます。書くと、自分の中でだんだん整理されていきますから。


おとといは、がっくりして帰宅したけれど、家族がサポートしてくれたので、元気と取り戻しました。昨日は、お天気が良かったので長沼のレストランまでドライブ兼ねて、家族3人で行ってきた。今日は、皆出掛けたので、一人でゴロゴロしています。こうして書いているってことは、だいぶ冷静になって落ち着いてきたということなので、御心配なく。



来週ヤングバンドの練習がある。新しい曲があるので練習しないといけないけど、おとといの今日なので、もしかしたら練習する気分になれないかなと思っていた。でも、夜に練習開始時間など連絡が来たら、あら不思議、急に練習したくなった。少し練習した。

これから寝る準備をして、ロゼレムを飲んで寝ます。元々宵っ張りだけど、春くらいから寝つきが悪くなった。これでは今後はがんと闘えないと思い、とうとう睡眠のリズムを整える薬を出してもらったのだ。ドクターに眠れないと言うと、睡眠薬を飲んででも夜十分に休息するようにと警告されていた。二年前に発売されたというロゼレムは、幸い眼圧に影響しないとのこと。おとといも昨日も、よく眠れています。今朝は、6時に起きてラジオ体操をした。いつ以来だろう?

まだ二か月あるので、まずは自分でできる対策を考えます。食事、運動、休息、メンタルヘルス、情報。

このブログを見た友人からメールをもらう。大丈夫だからね。落ち着いたら連絡するので、お茶しましょう。