異状はなかった

もうすぐ午後10時です。先日の採血結果に異状があればさすがにもう連絡が来ているはず。ということは、今回も血液検査上では、異変はなかったということ。万歳〜♪

5月18日の梅澤先生のブログを今読んでいて、もちろんお目にかかったことも、ブログにコメントしたこともないのですが、わかってくれる人がいるなあと嬉しくなった。私が選択しているゆるい地味な治療は、体には優しくても、ずーっと治療している=常にがんと共存していることは、精神的には決してラクではないということです。この頃になって、主治医に、もう5年以上前になりますが、「これから大変だよ」と言われたことの意味がわかるのです。

二カ月ごとに検診を受けて、結果を待つ。これをずっと休みなくやって来て、たまにこの長い長い治療から完全に解放されたらどんなにラクだろう!と思うことがある。もちろん、天に召される時が来れば、解放されるのですが(爆)。

がんもゆっくり行きつ戻りつしながら成長している。でも私もです(笑)。二カ月ごとに「今度も大丈夫ですように、いや大丈夫だろうか?」とハラハラしていてはとても身が持たないので、だんだん図太くなった気がします。

異状がなかったら万歳! 異状があっても自分が動じなければ、それはやはり万歳(がんも成長したけど、私もまだ成長しているということで)!異状があって落ち込んだら、それもまたよし。しばらく落ち込んでいよう。黙っていても、自動的に浮かび上がってくるだろうし、辛かったら誰かに泣きつけばいい。リカバリできることはもう知っているから。安心して、がっくりくればいい。今日は、そういう心構えでいました。どっちに転んでも、なんとかなる、と思えるようになったのは成長したアカし〜。目標は、治ることじゃなく―治らないと言われてるから―自分のささやかな進化。進行がんを持った進行人。

こんなことを書いているうちに、午後10時を過ぎました。これでまた、二カ月間今の治療です。嬉しいです。薬はTS−1とエンドキサンを隔日、タスオミンを連日。副作用対策にトラサミンとピドキサールを連日、ベネットを週に一度。