10月の検診結果

10月下旬の検診でエコー検査の結果、肝臓に「ぼやっとした影」が見られるとのことで、ドクターにPETを受けることを勧められました。

結論から先に書くと、大丈夫でしたのでご安心を。

PETを受けるのは、再発・転移した2009年、その時取ったはずの左腋下リンパ節と、鎖骨上のリンパ節にしこりが見つかった2010年に続き、4年ぶり3回目です。ドクターのお話では、PETを受けたクリニックの報告書によると、肝臓には何も認められず、左腋下リンパ節と鎖骨上のリンパ節にあるしこりは依然としてあるものの、大きさはほとんど変わらない。肺も変化していない、むしろ影は薄くなっており、「生き生きとしたもの」は見られなかった、ということで、「良い結果でした」とのことでした。やれやれ、本当に良かったです。回りの皆にも、今回はハラハラドキドキさせてしまいました。ブログに経過を書く元気は、今回は出なかったなあ。

経過

10月22日  エコーの結果を見ながら変わりなし、これも変わりなしとドクターが言い、私もニコニコしていた矢先、「おや、肝臓にぼやっとした影が」と言われ、ドッキリ。PETを受けることを提案され、その場で予約してもらった。とうとう肝臓にまで転移してしまったのか、どうしよう。「肝臓に転移していたら、どんな治療になるのですか?」と、先走る自分に、ドクターから「余計な心配をしないように」と一言。「そうだった、そうでしたね!」と口では応じながら、内心では、肝臓に転移しているに違いない、なぜならもう8年めだから」と思っていた。

帰宅して、夫にだけ伝えどうしようどうしようと愚痴る。すると、そもそも初めから肺にも転移していたじゃないか。肺だって肝臓同様重要な臓器だ。8年も前から転移しているのに、まだ肺に存在しているだけで、何の問題もない。肝臓だって、がん細胞が見つかったからってすぐどうこうという訳じゃない。がんの性質も進行が遅いタイプのようだから、今回も見つかっても大丈夫だろ。何を今さら焦ってるのか。というようなことを言われ、我に返った。我に返ってはみたものの、やはり不安はぬぐえませんでした。

後で古い日記を確認してみるけど、鎖骨上のリンパ節と左腋下リンパ節に同時にしこりが見つかった2010年のPET検査の時は、私はどんなだったんだろう?この時は、前年に左腋下にしこりを取ったけど、やはり残っていたんだな、それが鎖骨まで進んでいったのね、と受け入れやすかったのかもしれない。毎回肝臓だけは大丈夫だ、と最後の砦的な気持もあったのが、肝臓よ、お前までもが・・・と結果がわからないうちから、落胆してしまった。

がん患者8年選手の自分でも、いや自分だから?、余計な心配をしない、というのは口で言うほど簡単ではなく、まさに結果が来るまで「影におびえる」数日間でした。結果が来たのは、31日夕方。行き違いがあって、てっきり29日夜までに結果が知らされると思っていたのに来なかったので、29夜から、30、31日の夕方までは辛かった。それでも30日はさっきも言ったけど歌のレッスンに行き、31日は予定通り義母の病院付き添いをした。また、26日は「不登校・登校拒否を考える全道のつどい」があり、役割分担もあったので参加した。仕事や役割が色々あることで、気が紛れ救われる気がした。

翌11月1日、つまり昨日は、天気も悪くなく、朝起きたら元気も出たので、一カ月ぶりに母の元へ行って来た。往復の車窓から晩秋の景色を眺めながら、こうしてまだ日帰りで訪問出来る体力がある幸せを感じていた。

それで、今日はさすがに家で休養しています!