梨木香歩『僕は、僕たちはどう生きるか』を読んだ午後

夕方

焼き立てのパンには勝てず。食べちゃいました。途中でプロセスチーズ80グラム
を入れるのを試してみたけど、もっと入れてもよかったかな。


Yuiの「Rain」のキーボードパートの楽譜を作り、それを見ながら音源を聴き、少し練習。テンポ早いな。これをちゃんと弾けたら、楽しいだろう。がんばろっと。そうしているうちに、夫が帰宅。娘もエレクト―ンを弾きにやって来たので、私は彼女が返しに来た『僕は、そして僕たちはどう生きるか』の後半をむさぼり読んでいた。途中、いいところまで読んだところで、娘に持って行かれたのだった。先日、道新かそれとも他紙だったろうか、児童書の紹介コーナーに梨木香歩さんのこの本のことが出ていて、すぐに買ってしまったのだった。

私は児童書に詳しいわけじゃなく、ただ梨木香歩の作品が好きなだけだが、児童書って本当にすごいなと思う。児童書だから、当然子どもでもわかるように書いてある。本当に大切なことを伝えるのには、難解な用語や言い回しは要らないのね。『僕は、僕たちはどぅ生きるか』は、タイトルだけ見ると、なんだか梨木さんの他の本とは趣が違う気がするけれど、中身はやっぱり梨木さんだ。テーマの一つは、やはり「大勢と、個」だと思う。一人では生きられないが、一人でいることも大事、一人になってじっくり考えないととわからないこともある。人間には、ゆるやかな群れが必要、と。この「ゆるやかな群れ」って、不登校や引きこもりでよくテ―マになる「居場所」よりも、もうちょっと広い意味だな。一読の価値あります。特に、ニワトリのエピソードは、すごい。