4月の検査結果

4月も忙しく、なかなか更新できませんでした。

4月の検診は、肺のレントゲンと採血のみで、腋、鎖骨、腹部のエコー検査はなかった。今回腹部エコーがなかったということは、肝臓の影も今すぐどうこうということではないということかなと、勝手に考えている。

「今月めでたく元気に還暦を迎えます、まさか60まで元気でいるとは思ってませんでし」と言うと、ドクターは「その考え方、良いね」と。?どの考え方?と尋ねると、いつまで生きられるだろうか、と心配しているとよくないから、みたいなお答。多分、余命を気にするより、気がついたらここまで生きてしまったわ、という感じの方が良い、ということを言わんとしたのかなと解釈した。

前回の検査結果を見ると、やはり私のがんは、腫瘍マーカーにはさっぱり引っ掛からないみたい。

ドクターが、どこか痛いところは?と尋ねる。いえ、どこも、と答える。実際は、肩や関節が痛いこともあるけれど、すぐ治るので、骨転移じゃないなと、自己判断している。加齢もあるし、今使っているホルモン剤のフェソロデックスの副作用で、関節が痛いというのがあると、薬剤師さんから聞いた。

今月は、今年来年還暦を迎える友人達に、それぞれランチしながら祝ってもらった。ありがとう!子どもたちが、還暦祝いをくれるというので、ステージシュ―ズなるものを、お願いした。それを履いて、発表会に出ると決めている。

そうそう、2009年の今頃は、転移・再発で入院・手術したのだった。それから満6年が経ち、7年目に入ったところだ。ネットなどの情報から、トリプルネガティブは予後が良くないと思っていたけれど、必ずしもそうとは限らないんだな。

  腫瘍マーカー

しばらく、「ですます体」で書いていましたが、また自分用メモに戻ります。


主治医から、採血結果を知らせる電話はなかった。例によって、異状があれば連絡が来ることになっていた。やっぱり、私のがんちゃんは、良くも悪くも腫瘍マ―カーに引っ掛からないタイプなのね〜。

ということで、またまた同じ治療。

フェソロデックスを注射。これは4週に一度。
飲み薬は、相変わらずTS−1とエンドキサンを隔日で。ベネットのジェネリック―名前が長くて思い出せません―を週一で。トランサミンの副作用対策にトランサミン



検診で私が主治医に尋ねたのは、肝転移したら終わりなのか?ということ。先日亡くなった人も、私がエコーで怪しい影が見つかったのと同じ頃に、やはり肝臓に転移が見つかったので、とても驚き、不安だと、そう伝えた。

主治医は「そんなことはないよ。5年生きてる人もいれば、がんが消えた人もいるよ」と言った。私の主治医は、患者をドライな言葉でがっかりさせるようなことは言わない人だ。そして、実際その言葉は気休めではなく、実際肝転移している人の経過も、人それぞれだということは、私にも想像できる。

主治医に不安な気持ちを伝えて本当に良かった。話したら、もう不安じゃなくなって元気が出て来た。

久しくがんについて調べていなかったけど、今回のことでまだまだ学ばないと、と思った。それで見つけたのが、「がん治療の虚実」http://profile.ameba.jp/miyazakigkkb/というブログ。がん患者の七つの習慣など、すごく参考になったし、またこれまで通りの暮らし方で良いんだ、と確認できて自信が戻って来た。

なので、これを読んでくれている私の友達、お茶飲みの制限などないので、安心して誘ってくださいね!バンドのコーラスと、声楽のレッスンも続けているし。昨年は出られなかったホールでの発表会にもトライする予定です。ヘンデル「私を泣かせてください」。くー、曲名が今の私にピッタリ。

 二か月以上も更新してなかったなんて・・・!

ご無沙汰しています。
ル―タ―が壊れ買い換えたけれど、色々あって忙しくて設定が今日までずれ込んで、しばらくパソコンが使えませんでした。

まず、元気なのでご安心を。

今晩は時間がないので詳しく書きませんが、多分地味に肝転移していると思います。

昨年10月の検診で肝臓のエコーで妙な影が見つかり、しかしPETでは否定されました。肝転移が否定されただけではなく、肺の影も、腋や鎖骨周辺の陰も、前回2010年のPET検診時と変わらぬ大きさであると。勝ってはいないが、負けてもいない。悪化していないという、喜ばしい結果です。

しかし2月の検診でも、やはり肝臓のエコーで影はあるのですよね。そこで同じ日に、造影剤を入れて胸部腹部のCTを取りました。やはり、肝臓に影は見つかりませんでした。なんだか不思議〜。

後日、たまたま血圧の主治医が元々肝臓が専門の方なので、エコーに映るのにCTで映らないこともあるのか尋ねると、あるとのこと。後から振り返って、あの時ーエコーにぼやっと映った時ーが始まりだったんだね、ということがあると言われました。ああ、そうなんだ。では、肝転移の始まりの可能性が高いのね、と思いました。

先日3月の検診がありました。エコーの影はある。でも変化なしとのこと。10月以来ということかな。確認してませんが。CTに出ないくらいだから、小さいのだと思います。

2月の時点CTで確かめる前に、仮に肝転移だった場合として提示された治療は、アバスチンとパクリタキセルを静脈注射でするか、同じ二つを肝臓動脈から直に入れる肝動注。ただCTで見つからなかったため、このまま様子を見ることになりました。

3月の検診時には「覚悟して来ました」と主治医に言いましたが、変化していないから、このままの治療で今月も様子を見よう、とのこと。私のがんはへそまがりで、腫瘍マーカーで引っ掛からないので、毎回は調べないけれど、今回は調べてみようということになり、明日その結果が分かります。たぶん、今回も引っ掛からないかなあ。何しろ、たぶん一度も引っ掛かったことがないのですから・・・。

2月から3月の検診の間に、色々考えていました。ほぼ同時期に私より軽い状態でがんが見つかったのに、友人が亡くなったということがあり、衝撃を受けました。そのこともあって、この一カ月は自分の今後の治療について、どうするのか、色々調べたり、心配したりしていました。

で、色々調べたり、自分の今の体調が全く悪くないこと、体力も気力もあること、またこれまでの経過を振り返ったり、昨年秋のPET結果を見るなどして、まだまだいけるのでは、と思えるようになりました。

肝転移していても、なんだか大丈夫そう、という気がしています。主治医は、まだはっきりと肝転移とは言いません。次回いつCTをするかわからないけど、それではっきりすると思う。それまでは、エコーで様子見です。がんは1人1人経過が違うので、余りイメージに振り回されないようにしたいなと。

初めから肺転移ありの第4ステージと知った時も、再発・転移でトリプルネガティブもあるとわかった時も、ネットで見ると、不安になるイメージばかりだったのに、幸い私の場合は7年半たったけれど、まだ指のしびれと嗅覚の低下という副作用程度で、元気に過ごせている。初発の時も再発の時も、まさか数年後に今ほど元気で生きているとは、想像できませんでした。だから、わからないのだ、ということは私自身が一番よく知っています。

あれ、長くなってしまった。まだ書きたいことはあるのですが、今晩はここまで〜。

  明けましておめでとうございます

今年もどうぞよろしくお願いします。

昨年12月の採血結果も異変なく、無事に元気に、めでたく新年を迎えることができました。

昨年は春に孫が誕生し、夏には一番上の子が結婚と、喜ばしいことを次々味わうことが出来て、自分がここまで元気にやってこれて本当に嬉しかったです。

乳がんとわかったのは52歳でしたが、それから8年。今年なんと還暦を迎えます。家族や友人や仲間に助けてもらって、また1年健やかに(がんだけど 爆)過ごしたいと思っています。

まだまだ興味のあることや知りたいことが沢山あるので、きっとまだ元気でいられるのでは。ただの直感ですが、そう感じています。

 12月の検診

今回は左鎖骨周辺と左腋のエコーのみ。しこりは悪化していない。前回同様、むしろ最初の頃より小さい。ということで、今回もまだ同じ治療です。

11月に参加した歌の発表会(と言っても、ほとんど生徒だけの内輪のもの)に着る服のため、二キロ痩せましたーと言ったら、「精神が負けてないのがいいね」と言われ、これがとても嬉しかったです。

前回の採血の結果。白血球は5000で問題ないが、赤血球が今まででたぶん最低の340万。もう何年も前から基準値を下回り、360万前後で低迷、安定しているのだけど、やはり今回は少し下がっている。これは、抗癌剤TS−1を五年半も休みなく隔日で飲み続けているためでしょう。ドクターには「ちゃんと診ているので、心配しなくていい、もっと下がって来たら、TS−1を中断するから」と言われています。

後で看護師さんにも尋ねたところ、赤血球が300万をきると、息切れがするなど症状が出てくるけど、抗癌剤を休止すれば、自然に数値は上がってくるので大丈夫とのこと。また、徐々に数値が下がってくる場合、うまく体がまわるということもあるとのこと。その路線で行きたいなあと思う。骨髄抑制からくる貧血に適応するのだ。自分のイメージとしては、眠っている脳の力よ目覚めなさい 笑  という感じ。衰えを受け入れて適応する。指のしびれと同じ。

次回の検診と治療は1月半ば。今回の採血の結果は20日にわかる。それで異状なければ、8回目のお正月を元気に迎えます。8年前に放射線科のドクターに言われた「間違ったら20年生きられるかもしれない(8年前から肺に転移しているんですからねえ)」は、当時とても信じられなかったが、気が付けば、その半分近くに来てまだピンピンしているのだから、あながち「最後の一葉」でもなかったのかもしれない。


今、気付きましたが、私ったら11月の検診結果のことは書いてなかったんですね。PETを受けたばかりだったので、検診はなくて、診察と治療のみ。忙しくて、すっかり忘れていました。

 10月の検診結果

10月下旬の検診でエコー検査の結果、肝臓に「ぼやっとした影」が見られるとのことで、ドクターにPETを受けることを勧められました。

結論から先に書くと、大丈夫でしたのでご安心を。

PETを受けるのは、再発・転移した2009年、その時取ったはずの左腋下リンパ節と、鎖骨上のリンパ節にしこりが見つかった2010年に続き、4年ぶり3回目です。ドクターのお話では、PETを受けたクリニックの報告書によると、肝臓には何も認められず、左腋下リンパ節と鎖骨上のリンパ節にあるしこりは依然としてあるものの、大きさはほとんど変わらない。肺も変化していない、むしろ影は薄くなっており、「生き生きとしたもの」は見られなかった、ということで、「良い結果でした」とのことでした。やれやれ、本当に良かったです。回りの皆にも、今回はハラハラドキドキさせてしまいました。ブログに経過を書く元気は、今回は出なかったなあ。

経過

10月22日  エコーの結果を見ながら変わりなし、これも変わりなしとドクターが言い、私もニコニコしていた矢先、「おや、肝臓にぼやっとした影が」と言われ、ドッキリ。PETを受けることを提案され、その場で予約してもらった。とうとう肝臓にまで転移してしまったのか、どうしよう。「肝臓に転移していたら、どんな治療になるのですか?」と、先走る自分に、ドクターから「余計な心配をしないように」と一言。「そうだった、そうでしたね!」と口では応じながら、内心では、肝臓に転移しているに違いない、なぜならもう8年めだから」と思っていた。

帰宅して、夫にだけ伝えどうしようどうしようと愚痴る。すると、そもそも初めから肺にも転移していたじゃないか。肺だって肝臓同様重要な臓器だ。8年も前から転移しているのに、まだ肺に存在しているだけで、何の問題もない。肝臓だって、がん細胞が見つかったからってすぐどうこうという訳じゃない。がんの性質も進行が遅いタイプのようだから、今回も見つかっても大丈夫だろ。何を今さら焦ってるのか。というようなことを言われ、我に返った。我に返ってはみたものの、やはり不安はぬぐえませんでした。

後で古い日記を確認してみるけど、鎖骨上のリンパ節と左腋下リンパ節に同時にしこりが見つかった2010年のPET検査の時は、私はどんなだったんだろう?この時は、前年に左腋下にしこりを取ったけど、やはり残っていたんだな、それが鎖骨まで進んでいったのね、と受け入れやすかったのかもしれない。毎回肝臓だけは大丈夫だ、と最後の砦的な気持もあったのが、肝臓よ、お前までもが・・・と結果がわからないうちから、落胆してしまった。

がん患者8年選手の自分でも、いや自分だから?、余計な心配をしない、というのは口で言うほど簡単ではなく、まさに結果が来るまで「影におびえる」数日間でした。結果が来たのは、31日夕方。行き違いがあって、てっきり29日夜までに結果が知らされると思っていたのに来なかったので、29夜から、30、31日の夕方までは辛かった。それでも30日はさっきも言ったけど歌のレッスンに行き、31日は予定通り義母の病院付き添いをした。また、26日は「不登校・登校拒否を考える全道のつどい」があり、役割分担もあったので参加した。仕事や役割が色々あることで、気が紛れ救われる気がした。

翌11月1日、つまり昨日は、天気も悪くなく、朝起きたら元気も出たので、一カ月ぶりに母の元へ行って来た。往復の車窓から晩秋の景色を眺めながら、こうしてまだ日帰りで訪問出来る体力がある幸せを感じていた。

それで、今日はさすがに家で休養しています!

  9月の検診と治療

いよいよ乳がんが発見され温存手術を受けてから8年目に入って、最初の検診です。

今回は肺のレントゲンも、脇・首・肝臓のエコーもなかった。主治医の触診のみ。脇も首も、がんはあるのだけれど、大きさに変化はないとのこと。「面白いくらい変わりないねえ」と、ドクターも嬉しそう。もちろん私もです。

診察後、採血と15回目のフェソロデックス筋肉注射。丁度昨年の9月から打ち始めたので、期間としては丸1年たったのだが、三回目までは二週間おきなので、もう15回目。ふと耳にした話では、長い人で3年くらい使っている人もいるとか。私もその線で行きたい。そうすると、あと2年今のQOLを保てるかも。いやいや、先の計算をするのはやめよう。欲を張ってはいけない。自然にまかせて、気付いたらけっこうサバイバルしてました、という感じになったらいいな。

今回変わったことと言えば、副作用対策のリリカを服用するのを止めたこと。TS−1を長く隔日で服用していて、2年くらい前かもっと前?から右手親指と人差し指とその延長線上の甲の部分がしびれていて感覚がおかしく、刺すような痛みも出て来たので、昨年7月より神経性疼痛を緩和するリリカを毎日ずっと服用してきた。ただ、私の場合は、それで痺れが劇的に軽減されたわけではなかった。この度読売新聞の記事でリリカの副作用で劇症型肝炎や肝機能障害になる恐れがあることを知り、その日から自己判断で服用をやめて様子をみていた。

今回の受診でドクターから、痺れはどうですかと訊かれたので、上記のことを伝え、ドクターも「やめましょうか」と同じ意見だったので、少なくともしばらくはリリカは飲まないで、痺れが悪化するのかどうか、様子をみようと思う。飲まなくなって1週間ほどたつけれど、さ程飲んでいた時との差は感じない。寒くなったら、感じ方が変わって来るかもしれないけれど。

右腕の肘の内側も相変わらず強張っているが、指から肘にかけて違和感があるので、きっとこれも薬の副作用だと考えている。

で、今も大体朝は、起きたらちまちまとストレッチしています。地味な治療に地味なストレッチ〜。