ビーズの指輪

作ったのはうちの子。手は私よ、と言いたいところですが、私の手で撮ってみたところ、指が太く短く指輪がとっても見栄えが悪く映ったので、ボツになりました。



[乳がん]  日経メディカルオンラインに、TS−1隔日投与について語る白坂氏の記事が出ています

二年前の今頃は、札幌乳腺外科クリニックに二度目の入院をしていた。乳がんの再発・転移という最悪の54歳の幕開けだった。左胸をすっ飛ばして左脇にいきなり登場?したしこりを取るため、リンパ節の一部とお別れした。どこかに当時頂いたドクターのメモとか自分の記録があるはずだけど、整理能力に欠ける私なので、今じゃどこにあるか、とほほほ、不明だ。その上、どれくらいのリンパ節を取ったか覚えていない。これは患者としては落第かもしれないけど、これくらいのんきな方ががん患者としては良いかもしれない。まあ、これでいいのだ〜。

話がそれたけど、退院し、病理検査の結果、一度目の手術の時とは性質のことなるいやなヤツ、トリプルネガティブタイプのがん細胞であることがわかった。トリプルネガティブには残念ながら現在まだ特効薬がないと説明を受けた上で、主治医である岡崎院長から提案されたトリプルネガティブへの対応は、選択肢が三つだった。しばらく無治療で様子を見るか、パクリタキセルなどで強く叩く、再発胃がんで効果が出ているTS−1を隔日で飲むというものだった。岡崎先生は時間はあると言って、二カ月ほど考える時間をくれた。どの道、遠隔転移のある乳がんは治らないので、延命治療なのだが、現在こうも副作用がない生活をしていると、延命というより、イメージは慢性疾患だ。延命治療という言葉が醸し出す暗いイメージは、まるでないと思う。もし私の歌の先生に、このブログを見せたら驚いて腰を抜かすかもしれない。

選択肢を提示された後、夫と一緒に連日ネットや本で情報を探し、結局ゆるやかな治療であるTS−11隔日服用を選択した。これを選択した根拠となったのが、TS−1生みの親である白坂教授の記事を幾つかネットで見つけたことと、夫が買って来た高橋豊氏の休眠療法についての本と、少量抗がん剤の治療を行っていると耳にした梅沢先生の本だった。TS−1隔日投与というのはその後どうのような評価を得ているのか、ずっと知りたくて、折に触れ最新情報を得たいとネットを見ていたら、2011年4月11日付けの記事を今日偶然見つけた。これから乳がんの治療を受けようと考えている人にもぜひ読んで欲しいです。
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/search/cancer/cr/201104/519438.html